株式会社 シーメイダ

私達のからだは毎日さびています。
ふつう「さび」と言って、一番先に思い浮かべるのは古くなった鉄釘などの表面が赤くガサガサになる赤さびでしょう。しかし、からだがさびるといっても、腕や足が金属のようにボロボロになるわけではありません。ここで言う「さびる」とは、細胞レベルでの話で細胞が酸化することを意味します。
年をとると肌にシミができますが、これは「老人斑」といって細胞が酸素によって酸化された跡なのです。
肌を酸化させたのは、正確には普通の酸素ではなく何らかの外部要因で変化した酸素、「活性酸素」という人体に毒性のある物質です。
そして、日焼けは紫外線による皮膚の炎症ですが、実は紫外線のエネルギーが細胞内から「活性酸素」を発生させたのです。

活性酸素発生

私たちは呼吸によって空気中から酸素を取り入れています。生きていくうえで酸素は無くてはならないもので、体中のいたるところに存在しています。ところがこの酸素、ちょっとしたキッカケで「活性酸素」に変身します。そして、この活性酸素こそが、さまざまな病気や老化現象を起こす真犯人であると考えられています。
「活性」という言葉の響きからは、何やら私たちの体のために活発に働いてくれるお利口モノの酸素のようなイメージがありますが、その正体は非常に攻撃的で毒性の強い危険物質です。

活性酸素は『酸化』という分子レベルの攻撃を行うため、DNAを構成する物質を変質させて、傷をつけてしまうことが可能です。つまり、別の細胞が再生される突然変異を起こす原因のひとつなのです。
発がんのプロセスは、下の図のように3段階。この1段階と2段階で、活性酸素が重要な役割を果たしているのです。

活性酸素が細胞を癌化する

活性酸素から身を守るスカベンジャー

スカベンジャーとは活性酸素の攻撃から身を守るはたらきをする物質のことです。抗酸化物質とも言われ、体内で作られる酸素と、身体の外から取り入れる物質の2種類があります。
*代表的なスカベンジャー酵素であるSODの体内濃度と、動物の寿命はほぼ比例しています。体内のスカベンジャーが多い動物ほど、健康に長生きできると考えることができるのです。

霊長類のSOD活性と最大寿命

活性酸素とフィトンチッド

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