カテコールアミン
カテコールアミンとは、チロシンから誘導されたカテコールとアミンを有する化学種です。
多くの神経伝達物質等(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)などの、カテコールを分子内にもつアミンの総称です。
副腎髄質および体内の神経細胞で生成・合成される神経ホルモンのことで、ストレス反応に重要な役割を果たすほか、神経伝達物質としての機能を持っています。
カテコールアミンが過剰に放出されると、重度の高血圧や過度の発汗、頭痛、動悸などが起こり、また精神的にも興奮し、パニックに襲われたような感覚に陥りやすくなります。
逆に、カテコールアミンが不足すると、抑うつ状態を招きやすくなります。
現代人の多くが何らかのストレスを抱えつつ過ごしていますが、ストレスを感じると分泌されてしまうのがカテコールアミンです。
カテコールアミンには、血圧を高めてしまう作用があります。そのため、ストレスから起こる悪影響だけでなく、高血圧による影響まで出てきてしまうのです。
高血圧は動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの危険因子としても要注意の病気です。糖尿病との合併症も起こしやすく、なるべくカテコールアミンを分泌させないような生活をすることが大切です。
とはいえ、なかなかストレスを避けるのは難しいもの。そこで役に立つのが、タウリンのカテコールアミン抑制効果なのです。