秋の花粉症対策|代表的なアレルギー症状8つ
残念ながら、アレルギーは春だけじゃないんです。
秋にも、目が赤くなったり、鼻水が出たり、止まらなくなったりすることがあります。
米国喘息・アレルギー財団(AAFA)によると、季節性アレルギーである場合、体の中にある免疫細胞がヒスタミンを作り出し、あなたが不快な症状を引き起こす、アレルギーの原因になる物質を追い出そうとします。
この刺激物をアレルゲンといって、ある種のカビ、花粉、および雑草といったものが含まれます。
これらはすべて、夏の終わり頃にかけて増えてくるのです。
しかし、症状を見つけてアレルゲンを特定することができたら、秋のアレルギー対策は、ほぼ解決。
この記事を読んで、秋を楽しみましょう。
秋のアレルギーの症状とは?
- ・涙目、目のかゆみや痛み
- ・鼻水または鼻づまり
- ・くしゃみ
- ・頭痛
- ・皮膚の発疹、またはじんましん
- ・喉のかゆみ
- ・咳や喘鳴など、喘息症状の悪化
- ・重症の場合、呼吸困難、またはアナフィラキシー(生命を脅かすアレルギー反応)
秋のアレルゲンの種類は?
約2300万人の米国人がブタクサ花粉によるアレルギー症状を起こしています。
長い夏の間に、ブタクサが生い茂り、花粉も蓄えられるのです。
雨が降ると、草や雑草はその場所の状況に応じて好き勝手に成長します。
- ・ブタクサ
- ・アキノキリンソウ(セイタカアワダチソウを含むアワダチソウ)
- ・セージブラッシュ(ヨモギの一種)
- ・マグワート(ヨモギの一種)
- ・コックルバー(オナモミ)
- ・ピグウィード(アオゲイトウ)
- ・タンブルウィード(転がり草)
- ・バーニングブッシュ(ニシキギ)
「雑草が成長すると、花粉もその分増えてきます。花粉症(つまり鼻炎)の大きな原因になります」と、ゴットリーブ・アレルギーカウント創業者のジョセフ・レイジャ医師は指摘。
花粉症に悩む人は米国には6000万人も存在しているのです。
特にブタクサは8月から11月に大繁殖し、9月中旬にピークに達します。
米国喘息アレルギー財団によると、わずか一本のブタクサで、最大10億個の花粉をつけます。
とりわけ、米国東部および中西部では遠くにまで、花粉をまき散らすのです。
カビも大きな問題に
秋には、森にたくさんの落ち葉が降り積もります。
やがて、落ち葉は朽ち、カビが繁殖し始めます。
カビの胞子を吸い込むと、喘息がひどくなることがあり、カビアレルギーのある人は、激しい呼吸、喘鳴(ぜんめい・ぜいぜいと息をすること)、その他の上気道症状を引き起こすこともあります。
「湿気の多い地下室も、もうひとつのカビの発生源です。建築中でもそうでなくても、除湿機を地下室などに置き、カビ胞子を取りのぞくこと。地下室からつながる暖房のためのフィルターがあるときにも、上階にカビの胞子を送り込む可能性がありますから掃除すること」と、レイジャ医師はすすめています。
(ライフハッカー[日本版]-2019/10/03 掲載)
https://www.lifehacker.jp/2019/10/199564-8-symptoms-of-fall-allergies-and-how-to-feel-better-fast-according-to-doctors_mylohas.html