【教えて愛先生 ウィズ・コロナ時代の食薬習慣】感染症、コロナ以外も注意! 薬味、スパイス、ハーブ積極的に取り入れて
今年は、肌寒い季節から始まった新型コロナウイルスの流行が猛暑を超え、長期的に続いていますよね。基礎疾患を持つ方や高齢の方は、日々の報道を目にすることで特に恐怖を感じていると思います。
しかし、これは今に始まったことではありません。基礎疾患を持つ方や高齢の方は本来、今だけではなくどんな感染症に対しても気を付けていなければならないのです。 ですので、今まで少し気が緩んでいた人は、感染症対策の重要性を再認識したのではないでしょうか。これからの季節、インフルエンザの流行も心配されます。
新型コロナウイルスは現在、ワクチンも治療薬もないことが問題ですが、他の感染症と特別に区別せず、基本的な体調管理に気を付けていくことが必要です。
コロナに限らずこれから秋に心配される体の不調はいろいろあります。それについて解説していきましょう。
■とくに感染症に気を付けるべき人は?
高齢者のほか感染症に気をつけたいのは、糖尿病や心不全、呼吸器系の疾患などの基礎疾患を持つ人、透析治療を受けていたり、免疫抑制剤や抗がん剤を使用していたりする人です。こういった方は重症化しやすいので、季節に流行する感染症全般に気を付けなければなりません。
■秋冬にはコロナではないウイルスや不調も増えるので注意
猛暑とコロナの疲れを引きずりながら、迎える秋。気温が下がり、台風襲来など気圧の変化で、免疫力の低下を感じる人が増えます。
そのため、新型コロナウイルス以外の不調にも気を付けなければなりません。秋冬に流行する感染症の代表的なものとしては、インフルエンザ、胃腸炎を起こすノロウイルスやロタウイルス、渇いた咳や発熱を感じるマイコプラズマ肺炎などがあります。
さまざまなウイルスが低温で低い湿度のなか活発に動き始めます。
感染症以外では、秋の花粉症や気管支ぜんそく、季節性のうつ病などを感じることも。
これらに打ち克つには、自らの身を守る食薬を生活に取り入れていくことをお勧めします。
■感染症対策におすすめの食薬
抗菌作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、抗炎症作用をもつものには、薬味やスパイス、ハーブ類などがあります。
感染症が気になるときには、納豆、豆腐、厚揚げを食卓に。また、シソ、ショウガ、ネギ、ミョウガ、わさびなどを薬味として積極的に料理に使いましょう。
飲み物にシナモンやペパーミントなどを入れたり、料理にカレーパウダーを使ったりして、日常の食事に香り高い食材を使ってみましょう。
参考:(2020/09/08 ZAKZAK掲載)
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/200908/hea2009080004-n1.html